青木農園の農薬の考え方について
今世の中ではオーガニックや無農薬のものが注目され、需要も高まってきています。
もちろん私も農薬は使わない方が良いと思っています。
当園も数年前まで栽培していたお茶はオーガニックの認証を取り、無農薬で栽培していました。
しかし、現状、柑橘の栽培には最低限の農薬は使わなければいけないとも思っているので、あえて農薬を散布している動画も投稿しています。
作物によって簡単に無農薬で育てられるものもありますが、現代のみかんは病気にかかりやすい為、恐らく数年で生命力は弱くなり継続的に美味しいみかんを収穫することはとても難しいと思います。
本気でオーガニックの柑橘栽培に取り組んでいる方は、品種を選定し、栽培環境を整え、つきっきりで管理されていると思います。それは途方もない手間と労力と研究が必要で、もの凄いことです。
逆に枯れるのを前提に何もしないで放っておいた畑で採れたものを、オーガニックと言って高く売られているものもあります。
どちらにしてもそれだけ柑橘のオーガニック栽培は難しく、価値のあるものなんです。
一方で農薬がかかっているというだけで敬遠する方がいらっしゃいますが、私は少し違うと思っています。
農薬を使うことがいけないのではなく、農薬が体の中に入ってしまうことがいけないんだと思います。
幸いみかんは皮を剝いて食べる果実ですので、他の果実や野菜に比べたら体には入り辛い品目です。それでも気を付けて必要ない農薬はかけないように毎年研究をしています。
農薬に関する考え方は人それぞれですが、農家が自分達の作ったものを自分の周りの大事な人にも食べさせられるかどうかが大切だと思います。
是非そういった面も注目しながら、いろんな作物を選んでみるのもいいのかなと思います。
美味しいものをお届けすると同時に、安心安全なものを提供するということが青木農園のポリシーです。これからも両面をレベルアップできるよう努力していきます!